記憶のない恋愛
私は高校卒業前の事故で大学以前の記憶がない。家族を覚えていない。
記憶のない実家には私と、両親、兄、弟が映っているが、全く覚えていない。
今までの思い出を見ても何も思いだすことは、出来なかった。
以前私と身近な存在で付き合っていた人しか、記憶が無いことは知らない。
親友は今でもそんな私の事を受け入れて今でも仲良くしてくれている。
親友とカフェで話をしていると、目の前にひとりの男の人が座った。
きれいな指触れてみたいと自然に思ってしまった。彼は私の方を見た。
私は全く見覚えのない人だ。
親友の顔を見ると親友が会釈をしている。私は、親友に聞いた。
あの人だれ?親友は困ったような表情をして言った。
あの人は、記憶をなくす前にあなたが付き合っていた人なの。
私は、少し驚いてしまった。彼を見るなり、惹かれるものがあった。
記憶はなくなっていても記憶を忘れる前の私が彼で反応しているころに気づいた。
その日から、私は、彼の事が気になってしまった。また、会えるなら、話したい。
でも、彼は、私が記憶をなくしたことを知らない。それが怖かった。
私たちはどんな関係だったのか。
親友に聞くわけにもいかないし、親友も分からないこともあるだろう。
でも、どうしても気になった私は、彼と会えることを信じて毎日カフェに通った。
同じ場所に座って、一日の半分はカフェにいた。
一か月たったある日、彼が現れた。心臓がドキドキして止まらない。
彼を見ていると目が合って、挨拶をした。
私は、彼のところに言って、少し話しても大丈夫ですか?と尋ねた。
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2011年4月7日

